酒どころ新潟から届いた
並々注ぐと下からこぼれる盃

「十分盃」は八分目以上入れると底の穴から１滴残らず流れ出てしまうからくり酒器。酒どころ新潟の長岡に江戸時代から伝わる不思議な盃（さかずき）は「欲張るとすべてを失ってしまう」という教訓を形にしたもの。こちらは枡とてぬぐいがセットになっているので、呑みすぎが心配なお父さん・おじいちゃんへのプレゼントはもちろん、会社の創立記念、退職記念、還暦祝、ゴルフコンペなどの記念品としてもおすすめです。

長岡藩三代藩主 牧野忠辰（まきのただとき）が「物事は八分目くらいの余裕をもって行動すれば万事うまくいくもの」と自らを律し、家来を戒めたと伝わっています。

十分盃は日本酒用の酒器。美濃焼です。中央のひょうたん型の飾りがとても可愛く、藍と青磁でもまた印象が異なります。

入れすぎると流れ出るのはサイフォンの仕組みが組み込まれているから。支柱内の最高点を 超えた途端、水圧が気圧を超えて一気に重力が働き、底の穴から注いだ酒がすべて流れ出ていきます。この仕組みで「足るを知る」「満つれば欠く」という倹約の精神も説いています。

お酒の場のお遊びに
「足るを知る」ゲーム

【遊び方】

①枡の上に十分盃をセットし、2人〜3人で少しづつ順番にお酒を注ぎ合います
②ひょうたんに掛けるようにやさしく注ぎましょう
③八分目を過ぎると底の穴からお酒が流れ出しますので、流れないように
④流れ出したときに注いでいた人が負け
⑤周りのみんなで声を合わせて「足るを知る！」と言ってあげましょう
⑥枡に流れ出たお酒を美味しくいただきましょう

足るを知らないとこの穴から「つーっ」と勢いよくこぼれます

お酒を受けてくれる枡

溢れたお酒を拭ける風呂敷の柄もなかなか可愛いです

十分盃の説明や遊び方も入っているのでもらった方にも伝わります

藍

青磁

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